WINGTIP BACKZIP – ENAMEL –
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本日は、17秋冬コレクションの新作のレザーブーツ
WINGTIP BACKZIP – ENAMEL – をご紹介致します。
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特別な素材と拘りの製法で作られたバックジップ仕様のブーツは
上品な光沢とスマートなフォルムがコーディネートをスタイリッシュに演出します。
**black**
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1PIU1UGUALE3 : WINGTIP BACKZIP
– ENAMEL –
cord : MRG230 COW079
size : 41、42、43
¥120,000+TAX
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素材から縫製までMADE IN JAPAN に拘りグットイヤーウェルト製法で作られた
レザーシューズコレクション。グットイヤーウェルト製法は
靴の製法の一つでハンドソーン・ウェルテッドと呼ばれる手縫いの製法を機械化した方法
19世紀後半の製靴機を発明した米国のチャールズ・
グッドイヤー2世と細革(ウェルト)に由来する
中底に貼り付けられたテープのリブと呼ばれる部分に甲革、裏革と
細革と呼ばれる細い帯状の革(ウェルト)を縫い付け(掬い縫い)
その細革とソールと縫合する(出し縫い)
ソールと甲革が直接縫い付けられていないため(複式縫い)
ソールが磨り減った場合はオールソールと呼ばれる靴底全体を
新たなものに付け替える修理が可能である
この製法は工程も複雑なために靴の完成までに非常に手間がかかり
構造的に堅牢であるため比較的重く硬い仕上がりになるが
頑丈で安定しており歩行性・緩衝性に優れ長時間歩いても疲れにくい特徴を持つ
イギリスのビスポークの靴ブランドがよく取り入れている製法である
素材にはベジタブルタンニン鞣しの革を選定し3型を用意
“ 皮 ” を “ 革 ” にする動物の皮を剥がして叩いたり揉んだり
乾燥させたりして皮の繊維を分解する工程を「なめし」という
その起源は古く現在に至るまでに皮を煙で燻したり植物の渋(タンニン)に
漬け込んだり動物の脂を塗り込んだりする手法などが編み出された
こうして発展してきたなめしには植物性でなめす
「タンニンなめし」と化学薬品でなめす「クロームなめし」がある
タンニンなめしの革とクロームなめしの革は一見大した違いはないが
クローム革と比較した場合タンニン革は硬く重く水や汚れに弱く扱いが難しいのが特徴であるが
タンニンなめしの革は使えば使うほどに馴染み味わい深い表情を見せ
どんどん高級感がましオーラがでてくる
多くのクラフターが特にタンニンなめしにこだわるのはこの為である
ベジタブルタンニン革の特徴として、使い込むほど手や体に馴染み
深みのある色に変化していくのが魅力である
特徴として多少の色落ちが起こるが
それは革らしい風合いをそのまま生かし仕上げているからである
また革には動物が生きていた証しとして血筋やトラ(シワ)が
少なからずあるが革らしさを生かした透明感のある染料染め仕上げである
タッセルローファーは甲部分に房飾り(タッセル)があしらわれたローファーの一種
アメリカでは学生時代をローファーで過ごした弁護士が
タッセルローファーを愛用していたことから
弁護士の靴としても知られビジネスの場においても着用可能
特徴的なデザインからローファータイプの中で最もドレッシーな革靴とされている
トゥ部分に翼(Wing)のにような切り替えを施した
ウィングチップ(Wing tip)は短靴とブーツを用意
靴全体にメダリオンやパーフォレーションなどの穴飾りを施しているものが
一般的で種類にもよるがビジネスシーンから休日のタウンユースまで幅広く使用できる
ちなみに「ウィングチップ」は米国での呼び名であり英国では言葉の意味するところは
若干異なるが同様の革靴を指して「フルブローグ」と呼称する
アメリカのファッション文化の影響を色濃く受けた
経緯のある日本ではウィングチップと呼ぶことが多い
ウィングチップの歴史は長く、その発祥は16世紀から17世紀ごろ
スコットランドおよびアイルランドの高知に住むケルト系民族の
ゲール人が履いていた労働靴がルーツとされている
彼らの履く「クアラン(Cuaran)」や「ラリオン(Rullion)」と呼ばれる作業靴は
ワックス引きの生皮製で、頑丈かつ耐水性に優れたものだった
さらにこれらの靴には伝統的な穴飾りやギザギザの切り返し二重のステッチなど
まさに今日のウィングチップの基となるデザイン要素を備えていた
これらが19世紀末にイギリスへと渡り英国貴族たちが田舎(カントリー)での散策や
ハンティングで使用するブーツすなわちカントリーブーツが生まれた
内羽根を採用した短靴は羽根のレース仕様ではなく
内側にゴムを渡すことでフィット感を生み出している
ブーツは通常サイドゴアやレースアップであるがバックジップを採用し
足首のフィット感を計算したパターンメイキングにメダリオンを施している
3型ともに原皮のままの厚さで吊り込み縫製を施し縫製糸は太番手の糸を使用し
運針を計算することで無骨さを兼ね備えている
ソールは実用性とメンテナンスを考慮しハーフソール仕様にて仕上げている
細部にまで拘った日本の靴作りの真髄を具現化した革靴と言える
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