素材から縫製までMADE IN JAPAN に拘り
グットイヤーウェルト製法で作られたレザーシューズコレクション。
グットイヤーウェルト製法は靴の製法の一つで
ハンドソーン・ウェルテッドと呼ばれる手縫いの製法を機械化した方法です。
19世紀後半の製靴機を発明した
米国のチャールズ・グッドイヤー2世と細革(ウェルト)に由来する
中底に貼り付けられたテープのリブと呼ばれる部分に
甲革、裏革と細革と呼ばれる細い帯状の革(ウェルト)を
縫い付け(掬い縫い)その細革とソールと縫合する(出し縫い)
ソールと甲革が直接縫い付けられていないため(複式縫い)
ソールが磨り減った場合はオールソールと呼ばれる
靴底全体を新たなものに付け替える修理が可能です。
この製法は工程も複雑なために
靴の完成までに非常に手間がかかり
構造的に堅牢であるため比較的重く硬い仕上がりになりますが
頑丈で安定しており歩行性・緩衝性に優れ
長時間歩いても疲れにくい特徴を持つ
イギリスのビスポークの靴ブランドが
よく取り入れている製法です。
トゥ部分に翼(Wing)のにような切り替えを施したウィングチップ(Wing tip)
靴全体にメダリオンやパーフォレーションなどの
穴飾りを施しているものが一般的で
種類にもよりますがビジネスシーンから
休日のタウンユースまで幅広く使用できます。
ウィングチップの歴史は長く
その発祥は16世紀から17世紀ごろ
スコットランドおよびアイルランドの高知に住む
ケルト系民族のゲール人が履いていた労働靴がルーツとされています。
内羽根を採用した短靴は羽根のレース仕様ではなく
内側にゴムを渡すことでフィット感を生み出しています。
ソールは実用性とメンテナンスを考慮しハーフソール仕様にて仕上げています。
細部にまで拘った日本の靴作りの真髄を具現化した革靴と言えます。
素材
enamel