Sanders & Sanders Ltd. は1873年に
ウィリアム・サンダースとトーマス・サンダースの
兄弟によってラシュデンに設立された、
靴の聖地ノーザンプトン最後の実力派シューメイカーです。
会社はファミリーマネッジメントの第4世代中で、
多くの熟練職人を雇いながら伝統的な
グッドイヤーウェルト製法を今日まで引き継いできました。
そのクオリティは、イギリスの靴業界ではわずかな
メーカーにしか与えられていないISO9002のAssurance認可を
取得している事でも証明されています。
Sanders製品はイギリスをはじめ、
30以上の国と地域に輸出されると同時に、
時には欧米の著名デザイナーズブランドの
生産も請け負っています。
最近ではTOM BROWN、Timothy Everest、
STUDIO NICHOLSONやLEMAIREなどと協業しています。
また一方では、質実剛健な靴作りが認められ、
今では世界中の多くの警察や軍隊などにも採用されています。
特にイギリス国防総省(MOD)に対して多大なる納入実績が
ある事もSandersの歴史を語る上で重要な要素となっています。
日本国内への本格的な導入は2006AWからスタート。
メインとなるコレクションが Military Collectionと
Mud Guard (Sanders) Collectionとあり、
今回1PIU1UGUALE3が別注したカーリングブーツは
Mud Guard Collection からのスタイルとなります。
【Mud Guard】
Sandersを代表するシューズの1つが
マッドガード製法によるシューズです。
クレープソールの側面にラバーのテープを
アッパー下部からソール下まで覆うように巻きつける製法で、
その名の通り泥除けを目的としています。
またスティーブ・マックィーンが愛用していた
事でもよく知られています。
特殊な製法の為オールソール交換は不可ですが、
部分的なラバーの補修や付け足しなどは可能です。
現在この製法で靴を生産できる工場は世界でも限られており、
Tricker’sやGeorge Coxなどのマッドガードシューズも
SandersがOEMで作っています。
【Curling Boot】
元々は北欧マーケット向けにのみ生産されていたモデルでしたが、
近年各国のリクエストにより全世界で展開しております。
牛革スムース(黒)、
スウェード(グレージュ)+リアルシープスキン
のフルライニング、マッドガード製法で、
防寒性と快適性に富んだモデルとなります。
1940年代の英国空軍のパイロット向けに作られた
フライングブーツをデザインソースとしています。
フロントの特徴的なZIPPERは
1piu1uguale3オリジナルのエクセラを採用しています。
素材
COW × SHEEP SKIN