WINGTIP GOA   -ENAMEL-

2020.10.11
  1. 1piu1uguale3
  2. BLOG
  3. WINGTIP GOA   -ENAMEL-

皆様、こんにちは

 

 

本日は素材から縫製まで

MADE IN JAPAN に拘り

グットイヤーウェルト製法で作られた

レザーシューズコレクションから

WINGTIP GOA   -ENAMEL- を

ご紹介致します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

** BLACK **

 

 

 

 

 

 

1PIU1UGUALE3 : WINGTIP GOA -ENAMEL-

cord : MRG221   COW079

size : 41、42、43

¥95,000+TAX

 

素材から縫製までMADE IN JAPAN に拘り

グットイヤーウェルト製法で作られた

レザーシューズコレクション

グットイヤーウェルト製法は

靴の製法の一つで

ハンドソーン・ウェルテッドと呼ばれる

手縫いの製法を機械化した方法

 

19世紀後半の製靴機を発明した米国の

チャールズ・グッドイヤー2世と

細革(ウェルト)に由来する

中底に貼り付けられたテープの

リブと呼ばれる部分に甲革、裏革と

細革と呼ばれる細い帯状の

革(ウェルト)を縫い付け(掬い縫い)

その細革とソールと縫合する(出し縫い)

ソールと甲革が直接縫い付けられていないため(複式縫い)

ソールが磨り減った場合は

オールソールと呼ばれる靴底全体を

新たなものに付け替える修理が可能である

この製法は工程も複雑なために

靴の完成までに非常に手間がかかり

構造的に堅牢であるため

比較的重く硬い仕上がりになるが

頑丈で安定しており歩行性・緩衝性に優れ

長時間歩いても疲れにくい特徴を持つ

イギリスのビスポークの靴ブランドが

よく取り入れている製法である

 

素材にはベジタブルタンニン鞣しの

革を選定し3型を用意

“ 皮 ” を “ 革 ” にする

動物の皮を剥がして叩いたり揉んだり

乾燥させたりして皮の繊維を

分解する工程を「なめし」という

その起源は古く現在に至るまでに

皮を煙で燻したり植物の渋(タンニン)に

漬け込んだり動物の脂を

塗り込んだりする手法などが編み出された

こうして発展してきたなめしには

植物性でなめす「タンニンなめし」と

化学薬品でなめす「クロームなめし」がある

タンニンなめしの革とクロームなめしの革は

一見大した違いはないが

クローム革と比較した場合タンニン革は硬く重く

水や汚れに弱く扱いが難しいのが特徴であるが

タンニンなめしの革は使えば使うほどに

馴染み味わい深い表情を見せ

どんどん高級感がましオーラがでてくる

多くのクラフターが特にタンニンなめしに

こだわるのはこの為である

ベジタブルタンニン革の特徴として、

使い込むほど手や体に馴染み

深みのある色に変化していくのが魅力である

特徴として多少の色落ちが起こるが

それは革らしい風合いを

そのまま生かし仕上げているからである

また革には動物が生きていた証しとして

血筋やトラ(シワ)が少なからずあるが

革らしさを生かした透明感のある染料染め仕上げである

 

 

特徴的なデザインからローファータイプの中で

最もドレッシーな革靴とされている

トゥ部分に翼(Wing)のにような切り替えを施した

ウィングチップ(Wing tip)は短靴とブーツを用意

靴全体にメダリオンやパーフォレーションなどの

穴飾りを施しているものが一般的で種類にもよるが

ビジネスシーンから休日のタウンユースまで幅広く使用できる

 

ちなみに「ウィングチップ」は米国での

呼び名であり英国では言葉の意味するところは

若干異なるが同様の革靴を指して「フルブローグ」と呼称する

アメリカのファッション文化の影響を色濃く受けた

経緯のある日本ではウィングチップと呼ぶことが多い

ウィングチップの歴史は長く、その発祥は16世紀から17世紀ごろ

スコットランドおよびアイルランドの高知に住むケルト系民族の

ゲール人が履いていた労働靴がルーツとされている

彼らの履く「クアラン(Cuaran)」や

「ラリオン(Rullion)」と呼ばれる作業靴は

ワックス引きの生皮製で、

頑丈かつ耐水性に優れたものだった

さらにこれらの靴には伝統的な穴飾りや

ギザギザの切り返し二重のステッチなど

まさに今日のウィングチップの基となる

デザイン要素を備えていた

 

これらが19世紀末にイギリスへと渡り英国貴族たちが

田舎(カントリー)での散策や

ハンティングで使用するブーツすなわち

カントリーブーツが生まれた

内羽根を採用した短靴は羽根のレース仕様ではなく

内側にゴムを渡すことでフィット感を生み出している

ブーツは通常サイドゴアやレースアップであるが

バックジップを採用し足首のフィット感を計算した

パターンメイキングにメダリオンを施している

3型ともに原皮のままの厚さで吊り込み縫製を施し

縫製糸は太番手の糸を使用し

運針を計算することで無骨さを兼ね備えている

ソールは実用性とメンテナンスを考慮し

ハーフソール仕様にて仕上げている

細部にまで拘った日本の靴作りの

真髄を具現化した革靴と言える

 

 

 

*新型コロナウィルス感染拡大に伴う

対応につきまして営業時間変更のお知らせ。

 

** 2020.9.04 GRAND OPEN ** 

1PIU1UGUALE3 OSAKA

11時 ~ 20時 営業となります。

 

1PIU1UGUALE3 OSAKA 

online store につきましては、

新作商品も随時アップして、

通常通り営業しております。

 

1PIU1UGUALE3

DAIMARU SHINSAIBASHI 心斎橋大丸 

当面 営業時間短縮 

10時 ~ 20時 営業となります。

 

なお、今後政府等からの要請により、

更なる時間短縮や休館の判断を行う事があります。

方針変更の際は改めてご案内いたします。

 

 

** 2020.9.04 GRAND OPEN ** 

1PIU1UGUALE3 OSAKA

〒542-0081  大阪府大阪市中央区南船場4-6-10

TEL : 06-6243-3300

MAIL : info@vatomce.com

営業時間 : 11:00~20:00

 

 

1PIU1UGUALE3

DAIMARU SHINSAIBASHI

〒542-0085   大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-7-1 

大丸心斎橋店 本館 6階

TEL : 06-4256-1660

営業時間 : 10:00~20:30